大山でクマのフンに遭遇!?


※野生動物のフンの画像が多いので、苦手な方は避けてください。









先日、丹沢山系の大山に登ったとき、哺乳動物を目撃することできませんでしたが、
それらしきフンを見つけることができました。


まずはこれ。



小指ほどの大きさでした。イタチあたりのフンでしょうか。


次にこれ。見るからに固い感じのフンです。



たぶん、シカのフンじゃないでしょうか。
山頂付近にありました。


けっこう登山道にフンが落ちているんだなあ、と思っていたところに、
山頂から数分降りたあたりの登山道の真ん中に大量のフンが。





この画面の右側にもフンが広がっていました。幅5、60cmはあったと思います。
軟便なため、腸の太さから主を推測することができません。





よく見ると、木の実がたくさん入っています。



あまりにも大量だったため、「クマのフン!?」と興奮したのですが、
家に帰って調べてみると、違う説が浮上しました。


どうやら主はタヌキだったみたいです。


Wikipedia タヌキ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%8C%E3%82%AD

本種には複数の個体が特定の場所に糞をする「ため糞(ふん)」という習性がある。1頭のタヌキの行動範囲の中には、約10か所のため糞場があり、1晩の餌場巡回で、そのうちの2、3か所を使う。ため糞場には、大きいところになると、直径50cm、高さ20cmもの糞が積もっているという。ため糞は、そのにおいによって、地域の個体同士の情報交換に役立っていると思われる。糞場のことを「ごーや」や「つか」と呼ぶ地方がある[2]。


参考:芦原原生林の博物誌 タヌキの溜め糞
http://forestwalk.exblog.jp/7007218/
ここにあった写真に状態が近かったです。


ちなみに、ツキノワグマのフンの写真もありました。
参考:芦原原生林の博物誌より
http://forestwalk.exblog.jp/5964852/
http://forestwalk.exblog.jp/5801602/


ツキノワグマのフンは、タヌキの溜め糞よりずっと量が少ないように見えます。


フンの主はクマではなかったようですが、
大山では最近ツキノワグマの目撃情報が増えているようで、
登山される方は気をつけてくださいね。


ニュース:大山でクマ目撃相次ぐ!?
http://bowlin.seesaa.net/article/107781250.html


やはり鈴をつけて歩くのが有効なようです。
でも、登山客で鈴をつけていない人も見かけました。
もし鈴が有効なら、登山口で貸し鈴をするのはいかがでしょうか?
それで人もクマも傷つかなくて済むのなら、いい案だと思うのですが。