生物の大量絶滅について
COP10支援実行委員会のウェブサイトに生物多様性の解説をしたページがあります。
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/biodiversity/index.html
そこでは「現代は恐竜の絶滅以来の第6の大絶滅時代にあると言われています」と
危機を訴えています。
恐竜の絶滅については子供にも浸透していますが、
他の絶滅についてはあまり知られていないんじゃないかと思い、
調べてみました。かつでの大量絶滅は、恐竜の絶滅よりはるかに大規模だったようです。
有名な大量絶滅は、古生代後期のペルム紀末(約2億5千万年前)に起きた
P-T境界絶滅で、海生生物のうち最大96%、全ての生物種で見ても90%から95%が絶滅したといいます。
とても想像がつかない規模ですね。
この時に古生代にあれだけ栄えた三葉虫が絶滅したということです。
シーラカンスはデボン紀からいますので、P-T境界の大絶滅も生き延びたわけです。
まさに生きた化石と言われるだけの歴史は持っています。
絶滅した生物の中には、現代人の想像も及ばない珍妙な形のものも数多くいます。
バージェス動物群のハルキゲニアのように化石が発見されたあと、
研究が進むと当初考えていたのと上下が逆さまだったと判明したものすらあります。
<ハルキゲニア ↓>
詳しくは「川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人」
http://ameblo.jp/oldworld/entry-10076666431.htmlをご覧ください。
ハルキゲニアは、現生動物のカギムシと同じ有爪動物門に属するらしいです。
カギムシの動いている様子はこんなのです。
古生物については、こんな本が有名だそうですね。
ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: スティーヴン・ジェイグールド,Stephen Jay Gould,渡辺政隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/03/01
- メディア: 文庫
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見方が強いらしいですが、とにかく楽しませてくれそうな本ですね。