写真集「となりのツキノワグマ」のレビューがありました
11月2日の記事で取りあげました写真家・宮崎学氏の
クマ写真集「となりのツキノワグマ」のレビューがありました。
クマ「ワシら別にかわいそうじゃないんじゃ。勝手に同情せんでくれ」
http://www.excite.co.jp/News/reviewapp/20101116/E1289833410108.html
宮崎は、独自に開発した自動撮影ロボットカメラを駆使して、人里にかなりの数のクマが現れていることを“実証”してみせる。中央アルプスのふもと、駒ヶ根高原のとある遊歩道(夏にはハイキングの親子連れなどでにぎわう)で、2006年春から一年間定点観測を続けてみたところ、優に100頭を超すクマがカメラに写っていたそうじゃ。
中央アルプスでは1970年前後に大規模な伐採が行なわれ、そのあとカラマツが植林された。こうした山林の開発と植林地の拡大がクマを人里に追いやった、と考える人間もいるようじゃが、むしろ落葉樹であるカラマツを植えたことで林床(森林の地表面)の日当たりはよくなり、やがてクマの餌になるようなさまざまな植物が生い茂ってきた。クマが“増えた”のはそのためではないか……と宮崎は推測する。
さらに宮崎は一歩進んで、現れるクマを個体識別するべく、手製の秘薬「クマクール」でワシらの仲間をおびき出し、立ち上がったところで股間を盗撮、性別を判断するという装置までつくってしまった。その名も「マタミール」……って、安易なネーミングじゃのお。
やはり、この本は気になりますね。
となりのツキノワグマ (Deep Nature Photo Book)
- 作者: 宮崎学
- 出版社/メーカー: 新樹社
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
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