COP10の議定書が早くも暗礁に?

生物多様性」「COP10」という言葉だけ先行していて、
その会議で何が議論されるのかってあんまり話題になっていない気がします。
今回の会議で議定書を作成するそうですが、
作業部会で早くも議定書の中身を巡って紛糾しているようです。


>>遺伝資源の交渉が紛糾 議定書の適用範囲めぐり-47news
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092101000178.html
議定書の適用範囲をめぐっては、発展途上国が遺伝資源そのものだけでなく、遺伝資源から新たに合成した物質にも広げるよう求めていた。作業部会では、範囲を広げることを検討する方向で各国が協議したが、カナダが反対姿勢をにじませて留保を主張。途上国は「これが盛り込まれなければ意味のない議定書になる」と反発し、会合が約1時間中断した。<<


さすが国同士の国際会議だけあって、「多様な生き物と共存していこうよ!」
という綺麗事ではなく、生物資源を巡って鞘当てが行われている模様です。
前にNHKの「クローズアップ現代」で、H5N1型インフルエンザを巡って
ウイルス発生国とそのウイルスのワクチン開発国がワクチンの利益を
配分するかどうかで争いが起きている、という報道がありましたが、
上のニュースと同じ話ですね。